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クエの生態本格調査 稚魚にタグ(紀伊民報)
和歌山県串本町の県水産試験場は、高級魚クエの生態を解明する本格的な調査に乗り出した。手始めに、半数に個体識別タグ(札)を付けた稚魚約5千匹をみなべ町から串本町の海域に放流、捕獲情報を求めている。試験場は「タグの有無にかかわらず、小型のクエが捕れたら連絡してほしい」と漁師や釣り人らに協力を呼び掛けている。 クエは磯魚の最大種で、全長1・4メートル、重さ40キロを超える。鍋の具材としても珍重されるが近年は生息数が激減しており、試験場では10年ほど前から人工種苗技術の確立に取り組んでいる。2008年から年1万匹程度を安定して放流できるようになり、さらに11年に稼働予定の県栽培漁業センター(串本町)では、年約3万匹が可能になるという。 しかし、放流後、稚魚がどのような所にすんで、どのような所に移動して大きくなるのかなど不明な部分が多く、効率の良い放流を行うための調査が必要になった。 今回は、水深2~6メートルの岩礁地帯に全長12~32センチ、重さ30~520グラムの稚魚を放流した。10月29日、串本町橋杭と同町串本で計640匹。11月26、27日にみなべ町堺で計2200匹、30日に田辺市新庄町で500匹、12月8日に串本町橋杭で1440匹をそれぞれ放った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091219-00000001-agara-l30